スティーブン・アダムズ (バスケットボール)
メンフィス・グリズリーズでのアダムズ (2021年) | |
ヒューストン・ロケッツ | |
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ポジション | C |
所属リーグ | NBA |
基本情報 | |
愛称 |
Aquaman Big Kiwi |
国籍 | ニュージーランド |
生年月日 | 1993年7月20日(31歳) |
出身地 | ベイ・オブ・プレンティ地方ロトルア |
身長 | 211cm (6 ft 11 in) |
体重 | 120kg (265 lb) |
ウィングスパン | 225cm (7 ft 5 in)[1] |
キャリア情報 | |
高校 |
ロトルア・レイクス高等学校 スコッツ・カレッジ ノートルダム・プレップ |
大学 | ピッツバーグ大学 |
NBAドラフト | 2013年 / 1巡目 / 全体12位[1] |
オクラホマシティ・サンダーから指名 | |
プロ選手期間 | 2011年–現在 |
経歴 | |
2011 | ウェリントン・セインツ |
2013-2020 | オクラホマシティ・サンダー |
2020-2021 | ニューオーリンズ・ペリカンズ |
2021-2024 | メンフィス・グリズリーズ |
2024- | ヒューストン・ロケッツ |
受賞歴 | |
| |
Stats Basketball-Reference.com | |
代表歴 | |
キャップ | ニュージーランド |
スティーブン・フナキ・アダムズ(Steven Funaki Adams, 1993年7月20日 - )は、ニュージーランド・ロトルア出身のプロバスケットボール選手。NBAのヒューストン・ロケッツに所属している。ポジションはセンター。愛称は「アクアマン」。
経歴
[編集]生い立ち
[編集]18人兄姉の末っ子として生まれたスティーブンは、子供の頃はオールブラックス入りを夢見てラグビー選手を目指していたという。13歳の頃からバスケットボールを始め、16歳で国内リーグでデビュー。高校大学に通いながらプロ選手として活躍し、2011年には国内リーグのウェリントン・セインツで優勝を経験した[2]。
カレッジ
[編集]その後知人の紹介で渡米。マサチューセッツ州の高校に留学し、大学はピッツバーグ大学に進学。2012-13シーズンビッグイースト・カンファレンスのルーキーチームに選出された。そしてアダムズは、2013年のNBAドラフトにアーリーエントリーを表明[3]。ドラフトでは12位でオクラホマシティ・サンダーから指名された[4]。
オクラホマシティ・サンダー
[編集]1年目の2013-14シーズンは、シーズン途中に不調のケンドリック・パーキンスに代わり先発に起用されて奮闘し、NBAオールルーキーチームのセカンドチームに選出された[5]。
その後はラッセル・ウェストブルック、ケビン・デュラントと共に、チームを牽引。
2016-17シーズン開幕前の2016年10月31日、サンダーと4年1億ドルで契約を延長した[6]。
ニューオーリンズ・ペリカンズ
[編集]2020-21シーズン開幕前の11月にデンバー・ナゲッツ、ミルウォーキー・バックスも絡む4球団のトレードでニューオーリンズ・ペリカンズに移籍し、直後に2023年夏までの2年3500万ドルで契約延長した[7]。2021年1月6日のサンダー戦で自身最多の10アシストかつ自身初のトリプルダブルを記録した[8]。
メンフィス・グリズリーズ
[編集]2021年8月7日に3チーム間のトレードでメンフィス・グリズリーズへ移籍した[9]。
2023年1月23日のサンズ戦でルーズボールダイブをした際に右膝の後十字靭帯を捻挫したために、3〜5週間を欠場すると発表。同年10月22日、同箇所の手術のために2023-24シーズンを全休すると発表した。
ヒューストン・ロケッツ
[編集]2024年2月1日にビクター・オラディポと3つのドラフト2巡目指名権とのトレードでヒューストン・ロケッツへ移籍した[10]。
選手としての特徴
[編集]- フリースロー成功率は60%未満で、スリーポイントはほとんど試投しない、いわゆる「オールドスクール」と呼ばれるセンターである[11]。
- 献身的なスクリーンと基本に忠実なピックアンドロールでラッセル・ウェストブルックやジャ・モラントなどのドライブでペイントエリアに切り込むスラッシャータイプのポイントガードと相性が良いと評価されることが多い。
人物
[編集]- 「ワンピース」をはじめとした日本アニメの大ファンであることを公言している。
- 2018年に公開された映画「アクアマン」でジェイソン・モモアが演じた主人公アクアマンと容姿が似ていることから、アクアマンの愛称で親しまれている。
- 9歳上の姉は、同国の砲丸投選手で、オリンピックで2度の金メダル獲得を誇るバレリー・アダムズである。
個人成績
[編集]略称説明 | |||||
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GP | 出場試合数 | GS | 先発出場試合数 | MPG | 平均出場時間 |
FG% | フィールドゴール成功率 | 3P% | スリーポイント成功率 | FT% | フリースロー成功率 |
RPG | 平均リバウンド数 | APG | 平均アシスト数 | SPG | 平均スティール数 |
BPG | 平均ブロック数 | PPG | 平均得点 | 太字 | キャリアハイ |
NBA
[編集]レギュラーシーズン
[編集]シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2013–14 | OKC | 81 | 20 | 14.8 | .503 | --- | .581 | 4.1 | .5 | .5 | .7 | 3.3 |
2014–15 | 70 | 67 | 25.3 | .544 | .000 | .502 | 7.5 | .9 | .5 | 1.2 | 7.7 | |
2015–16 | 80 | 80 | 25.2 | .613 | --- | .582 | 6.7 | .8 | .5 | 1.1 | 8.0 | |
2016–17 | 80 | 80 | 29.9 | .571 | .000 | .611 | 7.7 | 1.1 | 1.1 | 1.0 | 11.3 | |
2017–18 | 76 | 76 | 32.7 | .629 | .000 | .559 | 9.0 | 1.2 | 1.2 | 1.0 | 13.9 | |
2018–19 | 80 | 80 | 33.4 | .595 | .000 | .500 | 9.5 | 1.6 | 1.5 | 1.0 | 13.9 | |
2019–20 | 63 | 63 | 26.7 | .592 | .333 | .582 | 9.3 | 2.3 | .8 | 1.1 | 10.9 | |
2020–21 | NOP | 58 | 58 | 27.7 | .614 | .000 | .444 | 8.9 | 1.9 | .9 | .7 | 7.6 |
2021–22 | MEM | 76 | 75 | 26.3 | .547 | .000 | .543 | 10.0 | 3.4 | .9 | .8 | 6.9 |
2022–23 | 42 | 42 | 27.0 | .597 | .000 | .364 | 11.5 | 2.3 | .9 | 1.1 | 8.6 | |
2023–24 | 負傷により全休 | |||||||||||
HOU | 負傷により全休 | |||||||||||
通算 | 706 | 641 | 26.8 | .587 | .067 | .536 | 8.2 | 1.5 | .9 | 1.0 | 9.2 |
プレーオフ
[編集]シーズン | チーム | GP | GS | MPG | FG% | 3P% | FT% | RPG | APG | SPG | BPG | PPG |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2014 | OKC | 18 | 0 | 18.4 | .689 | --- | .348 | 4.1 | .2 | .1 | 1.3 | 3.9 |
2016 | 18 | 18 | 30.7 | .613 | .000 | .630 | 9.5 | .7 | .5 | .8 | 10.1 | |
2017 | 5 | 5 | 31.4 | .643 | --- | .364 | 6.9 | 1.4 | 1.2 | 1.8 | 8.0 | |
2018 | 6 | 6 | 33.3 | .587 | --- | .692 | 7.5 | 1.5 | .7 | .7 | 10.5 | |
2019 | 5 | 5 | 31.8 | .667 | .000 | .375 | 7.2 | 1.4 | 1.0 | 1.0 | 11.8 | |
2020 | 7 | 7 | 30.0 | .596 | .000 | .450 | 11.6 | 1.3 | .6 | .3 | 10.1 | |
2022 | MEM | 7 | 5 | 16.3 | .429 | --- | .545 | 6.4 | 2.1 | .1 | .1 | 3.4 |
通算 | 66 | 46 | 26.1 | .614 | .000 | .535 | 7.4 | 1.0 | .5 | .9 | 7.7 |
1試合最多記録
[編集]- 得点:27(2017年12月1日)
- リバウンド:23(2018年12月19日)
- アシスト:10(2021年1月6日)
- スティール:6(2014年3月24日)
- ブロック:6(2014年11月16日)
脚注
[編集]- ^ “Steven-Adams”. draftexpress.com (2013年). 2017年10月25日閲覧。
- ^ http://i.stuff.co.nz/sport/basketball/4623859/One-size-20-step-to-Saints-giant-leap-for-NBA/
- ^ http://i.stuff.co.nz/sport/basketball/8503912/Kiwi-Steven-Adams-declares-for-NBA-draft
- ^ http://www.si.com/nba/point-forward/2013/06/28/steven-adams-nba-draft-2013
- ^ http://www.nba.com/thunder/news/release_adams_140522
- ^ Thunder close to re-sign Steven Adams to a four-year $100 mln contract extension
- ^ “Steven Adams gets two-year, $35 million contract extension as part of trade to Pelicans, per report” (英語). CBSスポーツ (2020年11月24日). 2021年3月21日閲覧。
- ^ “Pelicans' Steven Adams: First career triple-double” (英語). CBSスポーツ (2021年1月6日). 2021年3月21日閲覧。
- ^ “Pelicans acquire Valančiūnas and Graham in three-team trade with Grizzlies and Hornets” (英語). New Orleans Pelicans. 2021年8月7日閲覧。
- ^ 【リポート】グリズリーズのアダムズがロケッツにトレードへ
- ^ “NBA New Orleans Pelicans Steven Adams excited by Stan Van Gundy's old-school approach”. ESPN (2021年1月21日). 2021年3月21日閲覧。
外部リンク
[編集]- 選手の通算成績と情報 NBA、NBA日本、Basketball-Reference、ESPN、Eurobasket、RealGM、Yahoo
- Steven Adams at pittsburghpanthers.com
- カレッジ通算成績と情報 Sports-Reference、ESPN College、Rivals、ESPN Recruting、247Sports